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今回は「ポケットチーフ」についてお話しをさせていただきます。

ポケットチーフとは上の写真のように、スーツの胸ポケットからのぞく布のことです。

ポケットチーフを使いこなせると、スーツの楽しみも広がりますし、スーツスタイルをそれぞれの場面にふさわしく、一層艶やかに魅せてくれます。

ではさっそく始めていきましょう。

スーツの胸ポケットはチーフの為

ポケットチーフは何の為にあるのでしょうか?

実はポッケトチーフの役割は”飾り”です。
日本では一般的に手を拭いたり汗を拭ったりと、ハンカチのようには使いませんのでご注意ください。

そもそもジャケットの胸ポケットはポケットチーフを挿すために付けられたとされていて、海外ではネクタイをするようにポケットチーフを挿すことは当然とされています。

そうなんです。
スーツにポケットチーフはマストアイテムといっても過言ではないくらい、切っても切り離せないものなのです。

ジャケットの胸ポケットには、思わずボールペンや名刺なんかを入れたくなりますが、スーツの胸ポケットはチーフのためと認識をしておいてください。

代表的な素材と色

ポケットチーフはリネンとシルクの素材のものが代表的です。

リネン(麻)・・・張りのはる素材で形状が崩れにくいので、角を立てるような畳み方に向いています。ビジネスシーンなどでも使いやすい素材です。

シルク(絹)・・・光沢があり華やかな印象があるので、フォーマルな場面やパーティーなどにもよく合う素材です。

今はこのほかにも、ウールやコットン素材のチーフもたくさんありますので、時と場合に応じて使い分けるのがいいと思います。

色はビジネスの場面では、白やグレーを選ぶのが一般的です。
その他の場面では、ネクタイに合わせたりスーツの裏地に合わせたりするとコーディネートしやすいですが、ファッション上級者の方は挿し色として使っていただくのもいいかもしれません。

畳み方も決まってる

ネクタイに結び方があるように、ポケットチーフにも畳み方があります。

代表的なものは下の5種類です。

TVホールド
最もシンプルな畳み方で、ビジネスシーンからフォーマルな場面までオールマイティに使える畳み方です。


トライアングラー
三角の部分を出すスタイル。
こちらもTVホールドと同様にオーソドックスなスタイルなので、ビジネスシーンからフォーマルな場面までオールマイティに使える畳み方です。


スリーピークス
3つの山をつくる華やかなスタイル。
きっちりとした印象でフォーマル度が高く、結婚式や格式の高いパーティーなどにおすすめの畳み方です。


パフ
エアリーでふわっとした印象のスタイル。
胸元に花が咲いたような明るい印象に見せてくれるので、こちらもパーティーなどにおすすめ。


クラッシュ
遊び心のある華やかなスタイル。
ラグジュアリーな印象を演出してくれるので、カジュアルなパーティーなどにおすすめです。


この様に時と場合に応じて、色や畳み方を変えて楽しむのがポケットチーフの使い方と言えます。

ルイスキャロルがおすすめするポケットチーフの裏技

オーダースーツを作っていただくお客様に私たちがいつもおすすめするオプションがあります。

胸ポケットの裏地をこんな風に引っ張り出すだけで、簡単にポケットチーフができる仕様です。
不要な時はしまっておけます。

出したりしまったりがとても簡単で、裏地と同じ素材と色なのでコーディネート的にもばっちり。

遊びココロのあるスーツスタイルを手軽に演出してくれます。

オーダーをお考えのお客様は是非このポケットチーフオプションも検討してみてください。


私達ルイスキャロルが大切にしている言葉
「Enjoy!オーダースーツ」

お仕事、就職活動、冠婚葬祭、成人式やセレモニー、プライベートでも
スーツと共に、皆様の毎日や大切な瞬間を「Enjoy」していただけるように、お役に立てればと願っています。

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